面接への対策|技術者の転職・エンジニアの中途採用内定に向けて

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面接を一瞬にして意思確認の場に変えてしまう方法

完成度の高い職務経歴書を使用して、無事書類選考に通過したら、いよいよ面接です。 ここで思い出していただきたいのが、これまで何度も申し上げてきた

書類選考にの時点でほぼ合否は決定している

ということです。つまり、面接に呼ばれた時点で内定はほぼ決定したようなもの と考えてよいのです。みんなこの点を勘違いして、面接の日時が決定すると「すわ勝負だ!」とばかりに あわてだすのですが、その必要は全くありません。(効果的な応募書類の作成法を確認したい方は下記のページにお戻りください。)

書類が通ったということは、基本的に人事部からあなたのスキルにOKは出ているわけですから、 いくつかのポイントだけ抑えておけば、あとはオートマチックに進んでいくはずです。 逆に言うと、中途採用における面接の注意事項というのはどうしても基本的なことになってします。

面接のポイントとは

それでは、特に技術者出身の方に抑えておいていただきたい面接でのポイントを3点ご紹介します。

  1. 「志望動機」を棒読みする
  2. 「よくある質問」に備える
  3. 主語を「私」から「御社」に転換する

以下で順にご説明していきます。

「志望動機」を棒読みする

転職者の面接においては、「志望動機」は120%聞かれる事柄でしょう。 にもかかわらず、なぜか志望動機を聞かれてあたふたとする技術者・エンジニアの方が多いのには驚きました。
志望動機の質問に対しては、「職務経歴書」に記述した内容を棒読みすればOKです。 実は人事部の面接担当者は応募書類の内容などほとんど覚えていません (応募者の数は膨大な人数なので、書類選考に通した後は面接5分前に書類をプリントアウトする程度です) ので、「あなたを書類選考に通した理由」をここで改めて思い出せる必要があります。
ですから、書いた内容そのまま、余計な脚色を加えずに簡潔に伝えるだけで大丈夫です。

「よくある質問」に備える

基本中の基本になってしまい恐縮ですが、中途採用の面接ではとにかく序盤の質問攻めに対して 無難に受け答える必要があるのです。 くどいようですが書類が通った時点であなたの評価は高いわけですから、よくある質問で無駄な減点を受けないように さえしておけば問題ありません。
転職者に対するよくある質問でもっとも多いものといえば、。

「なぜ前の会社を辞めたのですか?」

というものでしょう。転職本や大手転職サイトなどでもよく言われることですが、 この質問に対してネガティブな回答は避けるようにしましょう。 いずれにせよ聞かれることが分かっているわけですから、あらかじめ回答を用意しておけば問題ありません。

主語を「私」から「御社」に転換する

私がご紹介する面接対策の中ではこれが最も難しいかもしれません。 こと技術者・エンジニアの面接では「私は○○の研究がしたいので・・・」「私は○○の開発に携わりたいから・・・」 といった、主語が「私」の受け答えになりがちです。
それを意識的に「御社は○○の研究に強みを持っていらっしゃいますので・・・」 「最近御社は○○を買収して××の開発に力をいれていらっしゃいますので・・・」といった 「御社」が主語の受け答えに変換することで、会話の端々に「御社をわかっていますよ」感をにじませると、 非常に効果的です。
そのためには前のページでもご紹介した「企業分析」が全てです。 転職は「自己分析<企業分析」という鉄則が、ここでも役に立ちます。

以上のポイントを守っていくことで、面接における序盤の「質問攻め」の状態は意外なほど早く乗り切れることが できます。そしていつも間にやら

人事担当者がくどきモードに入っている

はずです。こうなればしめたもの、念願の内定獲得は直ぐそこまできています。