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エンジニアにあこがれる

私はもともと人事系サーアウトソーサーの会社で営業をしていました。 他のページで偉そうなことを書いておきながら申し上げるのも大変恥ずかしいのですが、 本当に売れない営業マンでした。
ただ社内の評価はなぜか高く、「いつか売れるから」と暖かく励ましてくださったことを覚えています。 しかしそれが本人とってはそれが余計につらく、社内に対しても社外に対しても、自分が本当に 役に立つ仕事とはなんだろうと思い悩んだものです。

そんなある日、自己啓発のつもりで立ち寄ったある講演会が私にとっての転機となりました。 講演者は本田技研工業OBの小林三郎氏。 自動車業界の技術者の方でしたらひょっとしてご存知かもしれません。 エアバックを開発した伝説のエンジニアです。
とにかく「ホンダスピリッツ」を地で行く人、といった印象の方で、 技術にかける熱意・エンジニアとしてのフィロソフィー、ものづくりの仕事の楽しさ・熱さをユーモラスに 語ってくださったのでした。

その講演は、くすぶっていた私の技術者魂(ちょっとおおげさですが)をむくむくとわきあがらせました。 思えば小学校の時に一番好きだった教科は図工。中学にあがって「図工」が「美術」に変わると、 今度は「技術」のロボットコンテストに没頭していったのでした。
大学入学後はすっかり文型人間でしたが、「自ら形をつくりあげる仕事ができるようになりたい」と転職を 決意したのでした。